約 969,195 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8586.html
※京ちゃんが麻雀の負け分として、清澄から白糸台へ数ヶ月貸し出されてる最中だとでも思ってくだしあ 白糸台高校 麻雀部部室にて 京太郎「ほーう、『天照大神』ねぇ」 淡「何見てんのーキョータロー?」 京太郎「ん? あぁ、最新号の麻雀TODAYだよ。」 淡「なになに? ……今最もアツイ、牌に愛された女子高生雀士たち……お、私も出てんじゃん!」 京太郎「その中で特に際立つ4人。 龍門渕の天江衣さんと、宮永先ぱ」 照「……」ギュルギュルギュル 京太郎「んんっ……! て、照お姉ちゃんと!」 淡(キョータローも大変だなぁー……) 京太郎「淡と、そんで永水の神代小蒔さん……全員の名前から一文字づつ取って、『天照大神』なんだとさ。」 淡「ふーん。 ……じゃあさ、その4人でチーム組んだら、高校最強チームって事?」 京太郎「そりゃそうだろうけど、宮永せ……照お姉ちゃんは来年いねーだろ?」 淡「そっかー、三年生だもんねテルー」 照「留年」 京太郎「しないで下さいね? ……そうだ、なら代わりに咲を」 淡「却下」 京太郎「即断!?」 淡「ていうかさ……こっちにいる間、サキの事考えないでって言わなかったっけ……?」 京太郎「あ、あぁ、悪ぃ……ってか目が怖ぇ目が! なんか虚ろで怖いから!」 照(京ちゃんも大変だなぁ……) 淡「とにかくサキは却下! ……よし、旅に出ようキョータロー!」 京太郎「……は?」 淡「ふふん……高校最強チームを組んで、世界に打って出よう! あ、キョータローはマネージャーね?」 京太郎「ちょっ、何馬鹿言ってんだよ! 大体……」 淡「まずは長野! 天江衣ってのを仲間に入れよう!」 京太郎「そこからもう無理なんだよなぁ……」 淡「そんな訳だから、ちょっと出かけてくるねスミレー!」 菫「二人共、国麻までには帰ってこいよ?」 京太郎「止めないんですね?」 菫「(大星が)止まるのか?」 京太郎「(大星は)止まりませんね。」 菫「ならそう言う事だ。」 京太郎「うわぁ……」 こうして、大星淡と須賀京太郎による「高校最強麻雀チーム結成の旅」が始まったのだった! 始まっただけでカンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5681.html
479 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 40 56.64 ID FlHkyIZPO [2/7] 今までありがとうございました それではヒロイン座談会を始めます 481 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 53 15.92 ID FlHkyIZPO [3/7] とある時空間の狭間。 何かに呼ばれた少女達の醜い争いが。 ――今宵始まる。 照「……」コンコン 「入れ」 照「失礼します」ガチャ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄││ │ S E E L E ││ │ ── ── ││ │ │ / │ | ││ │ │ / │ ── ││ │ │/ │ | ││ │ ── ── .││ │ SOUND ││ │ ││ │ ONLY ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ │ ││ | |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 照「!?」ビクッ 「これで全員揃ったな、まぁ座れや」 照「……」ドキドキドキドキ 482 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 14 58 31.57 ID FlHkyIZPO [4/7] ____ ____ |\ \|\ \ _ |_| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄|\ \ |\ \Sound...| | Sound | \ \ | | ̄ | Only. | l Only .| | ̄| | | ||\ ̄ ̄ ̄\|\ ̄ ̄ ̄\| | | | || | ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄| .| | | || | || | | .| | | || | || | | .|. \.l || | || | | .|.  ̄.| | || | | ̄ \| l\| | 照(帰りたい……)ガクガクブルブル 恒子「全員揃いましたね、それでは司会進行は私が行いますね」 「すばらですね」 「異議なし、素晴らしき人選だ」 「異議なしやな」 「ご飯は出ますか?」 「空気読んでよ……異議なし」 「私も異論は無い」 「ダルッ……」 「異議なしやでー」 「うちも異議なしや」 「テルーを怖がらせないでよ!異議なしー!」 照「あっ……淡……」ホッ 483 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 15 11 14.18 ID FlHkyIZPO [5/7] 怜「まぁ……冗談は置いといて」ヒョイッ 衣「……」ヒョイ 洋榎「これ気に入ってたんやけどな」スッ 一「涼しくなったね」ヒョイ ゆみ「悪ふざけはやめてくれよ」ヒョイ 憩「おおー照さんやったんやな」ヒョイ 白望「……見えなかったの?」ヒョイ 煌「あれは……穴が空いてる筈ですが?」ヒョイ 穏乃「穴……塞がれてますね」ビリビリィポイッ 淡「ど……どんな力してるの……?」ビクゥッ 照「既にこの時点で文を圧迫してるから何人かは自重するべき」 怜「分かっとるわ!」クワッ 穏乃「やけに不機嫌ですね」 憩「最後のシメを取られたからなー」 淡「自分だって本編のシメを取った癖にねー」 484 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 17 19 36.24 ID FlHkyIZPO [6/7] 怜「今回は読者様との共同企画やからな」 照「読者様は大事にするべき」 煌「その心……すばらですっ!」 白望「合間合間にエイスリンとか敗れた人達が来るらしい……」 照「えっ……」 怜「あんまり会いたく無いわ……」 穏乃「また襲ってきても返り討ちにするよ」ニッコリ 淡「裏話もちょこちょこ入れるよー」 恒子「それでは最初の質問を受け付けますね」 憩「今回はマッタリ進行やで」ニコニコ 恒子「最初の質問は……」 恒子「 484!」 ゆみ「疑問に思った事、気になった事、文句なんでもいい」 衣「文句ばかりになってしまうぞ!?」オロオロ | | o マ`ー ' 7´ " . ⌒ヾト/ // | / / | | とつ_`ー― ' / ハ ヘYイ / / / | | 〃 `¨ {o{ 爿 || |,/ / / | | || ∨廴ノ(_).,リ / / / | | || ' \z_ノ /'|/ , イ ./ | | || `とつ./ ///! | | || /イ/イ | | | || , ― 、 / ! .! /! i! ii  ̄`’ / | |. / i! i! ii / i! !/ | ト、 ii .イ | i! ,! i | \!i . < i! .i! | /! | | じゝ. . < \i! | !. / i! | | > ,. _ . < \ | ! |/ | | | / \ ヽ ! | | 485 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/16(土) 17 31 49.09 ID FlHkyIZPO [7/7] 怜「何自分で安価取ってんねん」 照「……」ドンビキ 恒子「失礼しました」イラッ 恒子「 486さんお願いします!」 491 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 01 34 56.42 ID 5oXhsFNeO [1/9] 洋榎「言ってる側からゾロ目やん……」 怜「うちもビックリやで……」 洋榎「そうやな、ここはうちの出番やな」 洋榎「8スレ目辺りからゾロ目がウミガメの卵みたいにポンポン出てきたやんかー?」 恒子「1スレ目から結構出てるねー!」 洋榎「8スレ目はもうストーリーにならへんやんって感じやったからな、ちょっとゾロ目の出過ぎはこたえるわ」 恒子「システム上拙い部分と当時の 1のやる気の無さもあったよねー!?」 洋榎「まぁバッドエンドスレは正直意味不明やったな」ガハハ 恒子「洋榎ちゃんの誕生日だからじゃない?」 怜「理不尽や!」ブーブー 照「訴訟も辞さない」ブーブー 恒子「それでは洋榎さんがヒロイン?の時の物を全てプレイバックしましょう」 492 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/08/17(日) 01 45 57.62 ID 5oXhsFNeO [2/9] 洋榎「これが始まりやな、3スレ目でうちの最初の好感度判定」 428 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] あ 2014/05/11(日) 19 38 00.88 ID 5Nfj5bcCo 憩「その次がこれって……マジなんー?」ドンビキ 441 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] あ 2014/05/11(日) 19 46 44.44 ID 4Xl7irlNo 洋榎「うわぁ……キッモ……」ドンビキ 白望「私と違ってコンマに恵まれてる……」 恒子「そしてこれがVTRです」 ――― 洋榎「ここにピルがあるやろ?」 京太郎「!」 洋榎「これで避妊出来るねん」 京太郎「っっ!」 洋榎「条件があるんやけど」チュッ ――― 一同「うわぁ……」 照「許せない」 洋榎「終わった事やからええやろ!?」 恒子「俗に言う天和編は読者様も驚愕していましたね」 洋榎「絹かて天和かましてたやろ」 怜「なんなんこの兄弟……」 493 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 01 55 49.49 ID 5oXhsFNeO [3/9] 洋榎「次が本当にうちがヒロインになった時の奴や。8スレ目と9スレ目や」 怜「ヒドインである事を自覚せーや」 洋榎「これが最初の好感度判定や」 957 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] ほい 2014/07/05(土) 02 17 06.77 ID DlBgK7yfo 洋榎「次が好感度低下安価」 976 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] ふ 2014/07/05(土) 03 36 16.22 ID co/wjy4/o 穏乃「何が、ふ。ですか」 洋榎「次は行動フェイズの安価」 985 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 2 2014/07/05(土) 05 06 42.88 ID COQ1FpTnO 怜「既に連続やん……」 洋榎「次はこれ」 23 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 1 2014/07/05(土) 16 11 07.99 ID 0sNMF5UIo 照「自分が関係する物全てでゾロ目……!?」ウワァ 恒子「今回に至ってはVTR無しでいいよね?」 衣「無論」 494 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 02 03 26.72 ID 5oXhsFNeO [4/9] 洋榎「次が問題のスレや……バッドエンドスレ」 怜「牌に呪われし少女達やな」 憩「趣旨は鬱、救いなし、どうしようもない過去、牌に呪われた少女達を京太郎がほんの1ミリの可能性でもあれば救う事を目指すスレですって……完璧にフリやなー」ニコニコ 照「確かに難易度は確実に過去最大だった」 淡「臨海の大将も凄いことやってたよね」 洋榎「そこは置いといて……行くで、問題の奴」 420 ◆3tY9LUZmV5E6[] 運命を決めろ! 0~99 両足を失う ゾロ目 助かる 2014/07/17(木) 21 34 16.17 ID UW+mbJhnO 421 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] こい 2014/07/17(木) 21 34 36.11 ID An3gbt70o 怜「腹痛い……」クククッ 照「ぷっ……」ククッ 恒子「 1はこの辺りから薄々と察してたねー!」 ――― ドンッドンッドンッ バンッ 雅枝「!!」 雅枝「嘘……やろ?」ヘナヘナ 京太郎「そんな……」ガクッ 雅枝「ちょっと前までは元気やったんやで?」ポロポロ 雅枝「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」ポロポロ 0~70 洋榎容体急変 71~99 洋榎の元へ 2014/07/18(金) 01 05 12.51 ID 9Z3gPsKYO 530 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage] はい 2014/07/18(金) 01 05 59.22 ID gyGdXbYq0 495 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 02 07 52.65 ID 5oXhsFNeO [5/9] ゆみ「私もこれぐらい簡単だったら……」 照「貴女も最後はかなり簡単だった」 ゆみ「うっ……」 恒子「 1はファッ!?って言ってますね」 洋榎「次はこれや!」 533 ◆3tY9LUZmV5E6[] ゾロ目ボーナス! 京太郎「……」 洋榎「オカン……手話出来たんやな」 京太郎「うぅ……」 京太郎「ごめんなさい……ごめんなさい……!」 洋榎「きぬぅ……」ポロポロ 由子「……」 0~10 洋榎容体急変 11~99 奇跡が起きる。全て治る 2014/07/18(金) 01 10 20.55 ID 9Z3gPsKYO 534 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] おまかせあれ! 2014/07/18(金) 01 10 58.22 ID 34Qzu0Xjo 535 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage] ファッ!? 2014/07/18(金) 01 11 39.19 ID 1iRC9F4z0 536 ◆3tY9LUZmV5E6[] ファッ!? 煌「すばらどころでは無いですね」 一「意味不明だね」 洋榎「これに関しては黒歴史やな、これのせいでバッドエンド(笑)になってもうたわ」 496 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 02 13 01.12 ID 5oXhsFNeO [6/9] 照「救いのない話でギャグをやるのは流石だと思う」 洋榎「やめてーな……もう」 恒子「開き直って全員生き返らせたからね!開き直って」 怜「しかも自分が関係するコンマ判定三連続ゾロ目やん……」 衣「衣もこれに関しては寒気を隠し切れないぞ」 一「外道だね」 穏乃「まぁ……うん」 憩「穏乃ちゃんも近い事やってるからなー?」 恒子「それでは次の質問に行きます!」 恒子「次の質問は……」 怜「はよせーや」 恒子「 497!」 499 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 02 34 18.67 ID 5oXhsFNeO [7/9] 穏乃「憧と宥さんルートの可能性?」 淡「あっ……」 照「あっ……」 憩「あっ……」 ゆみ「あっ……」 一「あっ……」 穏乃「宥さんはともかく憧も無かったかもね」 穏乃「最初に私がやらかした時点で無かったらしいよ」 穏乃「でも……阿知賀編に突入した最初は皆を普通に視野に入れてたよ」 淡「でも、ほぼ天和決めてたじゃん」 穏乃「えへへ……こまっちゃうよね」 穏乃「憧ルートだったら……多分絶対離さないってなると思うよ。物理的に」 穏乃「宥さんルートだったらバッドエンドなのにハッピーエンドみたいな」 穏乃「展開まではわからないや」 恒子「それでは次の質問です」 恒子「 500!」 503 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 02 52 03.79 ID 5oXhsFNeO [8/9] ゾ、ゾロ目ボーナス! 照「……」フフン 怜「何勝ち誇った面しとんねん」 照「え……そう?」ドヤァ 怜「しばき回すぞボケェ……」 照「人気投票で勝ったのは私」 怜「もう一回やもう一回!」 ゆみ「異論ないな」 一「入れてくれると嬉しいな」アハハ 穏乃「痴女みたい……」 淡「私が次は勝つよー!」 憩「人があんまりおらんけどなー」 衣「片腹大激痛!衣が勝つ!」 恒子「今回はアピールタイムなしだよー!」 白望「本当に……だるい」 洋榎「まぁ、うちの勝ちやろ」 煌「どちらにせよすばらです!」 恒子「照、怜、ゆみ、白望、一、穏乃、淡、憩、衣、白望、洋榎、煌でいいかな……?この中から選んでください!」 恒子「もしこの中には居ない京太郎と結ばれたお気に入りのキャラが居ましたらそちらを選んでください!」 安価下~好きなキャラを思いのままどうぞ 適当な時間(15分ぐらい)で切りますのでそれまでに本妻記入お願いします。今回はアピールタイム無し 524 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 13 41 39.67 ID ImZbO45vO 恒子「途中経過……発表するまでも無いですね」 怜「陰謀や!これは策略や!」 怜「この女に騙されてはアカン!」 照「……」ニコッ 淡「復讐編は無くなりそうだねぇ……」 怜「なんでや!?復讐編関係無いやろ!」 ゆみ「復讐編のヒロインにまでなっているのにこのザマか……」 洋榎「笑えるわ」アハハ 怜「続行や続行!」 恒子「照、怜、ゆみ、白望、一、穏乃、淡、憩、衣、白望、洋榎、煌、この中から選んでください!」 恒子「もしこの中には居ない京太郎と結ばれたお気に入りのキャラが居ましたらそちらを選んでください!」 安価下~好きなキャラを思いのままどうぞ 深夜再開です。今はまだ時間がありません 552 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/17(日) 23 20 46.22 ID F6ovLjuwO 怜「なんでや!?」 怜「この女は最後まで待ってしかおらんやろ!?」 照「できる女は待つ女」ドヤッ 怜「ちゃうわ!側におる女や!」 洋榎「好き勝手言わせたれや」 白望「……」 恒子「照、怜、ゆみ、白望、一、穏乃、淡、憩、衣、白望、洋榎、煌、この中から選んでください!」 恒子「もしこの中には居ない京太郎と結ばれたお気に入りのキャラが居ましたらそちらを選んでください!」 安価下~好きなキャラを思いのままどうぞ あと30分で再開 568 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/18(月) 04 21 39.55 ID Mx8Y0Jz+O [2/5] 必ず終わらせますよ 照 20 衣 4 淡 5 洋榎 5 怜 8 白望 10 穏乃 1 煌 1 一 1 ゆみ 0 憩 0 /. /. ,'. ; ;イ i ヽ. /. /. i i/i i!iハ i .. /. /. /. i. i! i i ハ i! . /. /. i! ! i! iィ!厂ヽ ii i i . . . !i i i ! i ! .ハ i ヽ茫弐 ゝ ! i i . . . i!i イ i i ii ! ヽ !゛゛ .-・゙'ヽ!i!ヾ ! . .. . イ ! /i !ハ ハi ' ヽ i/i ! ! . . . / !/! ! i ハヽヽ /'i ! i i i . . /. ヽi !' ヽ , ‐ - /. i !ハ ! . . /. . ´ ,イ /. i !i . / . /. /. /. > / ! /. i i! / . イ. /. /. / ヤ ` / ヽ i i . / . /. /. /. ノ 乂 } /iヽ } `ヽ } . . / . /イ /. ;; -゙ ニ ヘ } ヽ . } ヽ;;_ノ. . { !ィ 二 ヘ ヽ . ;;} ニー._ . / ヽ ヤ . ヘー-、 . ' } 〃/ ヽ / ヽヤ . ヘ _ - ‐ 、 } 〃/ .ハ. / ィ ヽヤ . ヘ } 〃/ ヽ 恒子「決まったァァァァ!!!!!!」 恒子「絶対王者宮永照っっっ!!!」 怜「と……登場が早ければうちだって……」チラッ 白望「……」ホクホク 怜「ちゃ……ちゃうねん……本当は雀荘での再安価でまたうちを取ってくれたらうちが本当のヒロインに……」 洋榎「ぷっ……」クスクス 淡「そんな意味でも負けてたんだねー」 怜「カハッ!」ドサッ 照「よしよし」ナデナデ 怜「うぇぇん……」ギュウッ 569 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/18(月) 04 39 05.55 ID Mx8Y0Jz+O [3/5] 憩「……」ゴゴゴゴゴゴ 照「!」ビクッ ゆみ「ほぅ……」ゴゴゴゴゴゴ 洋榎「あかん……闇が大きい」 怜「復讐編……無くなってもうた……」 淡「勝っても負けても復讐編はお蔵入りだよ!」ドヤッ 怜「ゲフッ!?」ドサッ 穏乃「貴女は次回作でヒロイン確定だから羨ましいですよ」 照「投票……嬉しい」 / / / / i | ハ l丶 i ∨ | / / i i /l | | | .斗‐卞  ̄ i ∨ | / ′ i i__i | | ´ ';i \ i i | / 少 | 斤i i }` ∨ | .;イ竿三ミⅥ i |. / / i i i彳=三ミ ∧ |. ら i 》i i i | // .i i i i. ら i. \i 乂 ソ i /i ト ; | _, -───- .i /i i ゙ 从 リ  ̄ / / i/ ∨ | '´ Ⅵノ '  ̄ // i | / ゞ ゞ ' ´ / | , _ Ⅴ ∧ _ _/ |/ ´ \ ゝ ゝ= 、 / i | / ゝ \ イ i | |/ ∧ ト < .i i イ イ | / i i > _ -= i i / / | | / i i ∧ / i i .i ̄//ヾ | | ※ 隣でくたばっているのは怜ちゃんです 怜「え……次回作……?」 憧・健夜「本当!?」バーンッ 洋榎「おっ……かませや」 憧「」 健夜「もう慣れたよ!」 照「尊敬に値する」 怜「次回作ってなんなん?次回作ってなんなんな?」ワクワク 照「私も出るからよろしく」 白望「私が二番目……でもダルい……」 570 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/18(月) 05 06 48.43 ID Mx8Y0Jz+O [4/5] シロの人気に驚きました。白郎効果? 照「おめでとう」 白望「ん……ありがとう」 憧「ヤンデレ投票を要求するわ!」 健夜「そうしたら私か憧ちゃんが絶対勝つよ!」 洋榎「へぇ……舐めとるな」 淡(絶対この人か戒能プロか外人さんか穏乃になると思うんだけどなー) 憧「ヤンデレ投票よ!ヤンデレ投票!」 照「そもそも本当にヤンデレなのかを考えるべき」 安価下~ すぐ締め切ります ヒロインになったキャラでもOK このスレでヤンデレになったキャラで好きなキャラをどうぞ 575 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/18(月) 05 56 02.12 ID Mx8Y0Jz+O [5/5] 恒子「はい終了です」 憧「早いわよ!」 健夜「物凄くドライだよ!」 恒子「それでは宮永咲さんの入場です」 ガチャ 咲「あ……どうも」キョロキョロ 咲「ありがとうございます」 (_) / / ヽ ハ /\ / / / / ヽ V \ ハ / / i i ∧ { V/ / i /. .〉  ̄ヽ ∧.V ハ i i V . ハ ー- { \Vハ 人 川 ハ /. 〃 } / l ハ \ミ. .ヽV /. . 彡 フ ハ し j ∧ ヽ、ミ ヽ∨ 彡 / ∧ / 〈 \__人`゙〒テ'"人 _/ 〉 | \__ イ //∧ 〉、__ / |人_ ハ } //!/∧/ ∧ ハ } {/∧//ハ / } { ヘ } !//∧/∧ / !_ ∧ヘ } !//ハ//∧.イ.\. . >―. ._ /./. ∧ ト!//7\/∧.\. . . . . . . . . . . . .┐ /./ . . ∧ !.!/j./ ∧/〉.ヽ\. . . . . . . . . .// /./ . . . .∧ !V./ ∧∨. . .\. \ . . ―. //. /./ . . . . . . i ヽ./ /. i. . . . . .ヽヽ. . . ー-. // /./ . . . . . . . { Y ノ. ハ. . . . . . .〉ヽ\. . ./ / / . . . . . . . . ゝ / /. .ハ . . . . . i. . ヽ.ヽ〃. / / . . . . . . . . . .ゝ{//ノ. . .i .i. . . . . ./ . . ヽ// 照「……」 淡「綺麗なサキだね!」 照「うん」 咲「あはは……ごめんね」 576 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/18(月) 06 29 59.87 ID nLreuDl1O 怜「もう質問は取らんの?」 洋榎「次で最後でええやろ」 恒子「 577さん!質問をどうぞ!」 584 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[saga] 投稿日:2014/08/19(火) 23 14 34.49 ID MW3DK8fNO [1/3] ヒロイン’s「えっ……」 洋榎「うちは人としての原型を留めないやろうな」 照「身体をぐるぐるされてた」 怜「うちはヤンデレになって京太郎を……な」 衣「衣はころころ?されるらしい」 憩「どうなるんやろうなぁ~」 穏乃「もっと平穏に進んだと思うよ」 白望「一回目でも殺されないし、白郎も産まれた」 ゆみ「わたしは……分からないな」 一「ボクは蜂の巣……かな?」 淡「うーん……普通に幸せになるかなぁ……?」 煌「私は関係ないですね!」キリッ 恒子「煌さん以外は全員ゾロ目ありきのヒロインだね!」 怜「洋榎なんかゾロ目が無ければこの世に存在しとらんやろ」 洋榎「やめーや」 586 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/19(火) 23 30 19.83 ID MW3DK8fNO [2/3] 洋榎「そもそもゾロ目無かったらあんたら全員ヤンデレになっとったやろ!!」 照「本来それが望まれていた」 怜「うちとチャンピオンと憩ちゃんと衣ちゃんのヤンデレを一番描きたかったらしいで」 洋榎「遅いわっ!」 洋榎「そもそもゾロ目が無かったらここまで進行早くないやろ」 怜「ライブ感とスピード感重視やで?」 洋榎「そうやったんか!?」ガーン 照「描写しようとするとスピードが落ちる」 洋榎「安価スレなんやからそこ頑張りや……」 淡「次回作期待してね~!」フリフリ 怜「復讐編は!?」 照「無い」 カンッ 587 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/08/19(火) 23 33 33.48 ID MW3DK8fNO [3/3] 本当に、本当に、ありがとうございました
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6229.html
特別編 side有珠山 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します ▽月■日 ユキは無抵抗でされるがままだ それこそ結構きわどい衣装だとしても躊躇わずに着てしまう それはいい。むしろグッド だがここまで無抵抗だとむしろどこまで許してくれるか気になった なので、今日は1年生である俺とユキしか部室に居なかったので試してみた まずは軽く頭を撫でていいか聞いた。迷いなく頭をこちらに寄せてきた。髪の毛サラッサラだった 次に、少しこっちに寄って欲しいと聞いて、ちょっと肩を抱き寄せてみた。完全に無抵抗だった。軽くひじにおもちが当たってすばら ちょっとエロい方向に、胸元を少し開けて欲しいと聞いた。躊躇なく開けた。むしろ谷間を見せつけやがった 思い切って動かないでと言い、許可を貰ってから身体に触れた。腕、足、うなじ、ふともも……ちょっとだけだが、尻を触ってみても、無抵抗だった もう一気にいこう、そう思い、スカートをたくし上げてみてくれと言った ユキは迷うこともなく、スカートをたくし上げた。白だった ここまでやったところで、いい加減抵抗したり拒否したりしないのかと言った。お前が言うな状態ではあったが、言わないといけないと思った しかしユキはいつもと表情を全く変えず「別に、嫌じゃないですよ?」そう言った 俺がその言葉に固まっていると、続けて「それにですね、別に誰から言われてもっていう訳じゃありませんよ?」そう言った どういう意味か、聞く前にユキが俺に抱き着いてきた 「……京太郎になら、何されてもいいんです」ちっこいユキの体の柔らかさを感じながら、それを聞いた俺 2人きりの部室で、誰も来ない状況。抑えられる訳がなかった 結果、ユキは俺にならどこまでも許してくれる ただし、ユキを悲しませない範囲でだが 成香「こ、こここれって……」 由暉子「……まぁ、そういうことです」 揺杏「おいおい!?さすがにびっくりだって!!」 爽「ちょっと最近色っぽくなった?とか思ってたら……ユキ、大人だったか……」 誓子「うん、その前に学校で何やってるのかな?ねぇ、京太郎くんも呼んでちょっとお説教」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5754.html
14 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 00 12 05.20 ID 4mnrNGoSo [2/4] 【8月23日:朝】 智紀「………」 京太郎「………」 互いが無言。 部屋に響くのは呼吸音、そしてPCをタイピングする音だけ。 そんな空間に俺と沢村さんは居る。 昼の食器。 それを回収するのと夕食の呼び出し。 それをして夕食を済ませ、さぁ何をしようか。 そんな時にこうして仕事を頼まれた次第だ。 整理したデータの仕分け。 有珠山、有珠山、臨海、姫松、清澄、清澄。 俺はそれぞれのフォルダにデータを詰め込む作業を続ける。 そんな代わり映えのない作業。 データを纏めてはUSBを俺に渡す沢村さん。 一切の淀みない作業。 なんというか、もはや敬意を表したい。 そう思っていると、パタン。 そう音が鳴ってPCが閉じられる。 見れば、ゆったりと。 小さく息を吐いて、背もたれに身を預ける沢村さん。 そして俺を見て、小さく口を開いた。 智紀「これで全部、終わり」 京太郎「……マジですか?」 智紀「ん」 こっくり。 そう頷き、肯定。 俺も最後のデータを処理して、保存。 ミスを無いことを確認し、沢村さんに見せる。 頷き、OKサイン。 それに思わず「よっしゃぁ!」と声を上げていた。 智紀「!」ビクン 京太郎「あ、すいません!なんかこう息を吐きたくなっちゃいまして…!」 智紀「……ふふっ」 ……そんな小さく笑われると、すっげー恥ずかしいなぁなんか。 43 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 00 44 23.64 ID kok5DpM0o [1/27] 【8月23日:朝】 純「いやー今日は天気いいなぁ」 京太郎「そっすね、確かに」 純「悪いな、朝から付き合わせて」 朝。 俺は純さんとホテル近くの公園にいた。 格好はそれぞれ半そで半ズボン。 周囲に目を向ければ同じような格好で歩いたり走ったりして運動する人が見える。 俺たちは今、散歩に来ていた。 というよりは、小走りでの運動みたいな感じだけど。 純「最近、大会ばっか見てたから運動してねーしな」 京太郎「気分転換にはいいと思いますよ」 会話短く、俺たちはいく。 しかし、周りを見ればビルばかり。 そんな中にぽつんと。 取り残されたように頼りない木々がこの公園を囲んでいる。 その姿はなんとも、この街というものを感じさせてくれる。 しかし、暑い。 こうして少し歩いたくらいで汗ばむくらいにはここは暑い。 なんというか、運動ってのは爽やかになるものだと思うのだ。 これじゃ不快になるだけな気もする。 純「……暑い」 京太郎「ですねぇ……」 純「やっぱ高原とか、そっちのほうがいいな。涼しいし」 京太郎「ですね、避暑地ってだけはありますし」 純「あれだな、大会終わったら透華にでも慰安で避暑地行き提案してみっか」 あーだこーだ。 揃い揃ってあれだこれだを提案しあう。 そんな気軽な関係。 それが俺と純さんの仲だったりする。 104 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 21 17 04.50 ID kok5DpM0o [8/27] 【8月23日:昼】 京太郎「WAWAWA忘れ物~」 気分は明るく。 一日の始まりが何であれ、運動して食べる飯。 それが不味い訳がない。 加えて言えば、料理のレベルを知っている俺。 それだけ期待できるのは無理もないと思う。 今日も元気だご飯が美味い。 実に良い言葉である。 しかし、だ。 世の中、不公平なものである。 元気な人間が居れば元気じゃない人間も居る。 ふと、俺は脚を止める。 見れば、憂鬱気に座っている透華さんの姿が見えた。 透華「はぁ……って、あら?須賀さん?」 京太郎「どうかしました、透華さん」 透華「いえ、少し考え事がありまして……」 ちらり。 俺を見て、またため息をつく。 ……俺が原因なのか? 考えてみる。 さっきまでは、衣さんと一さんと遊んでたくらいだ。 それ以外に何も問題は起こしてない。 そのはず……だよな? いや、もしかすると俺のことで何か頭を悩ませてるということ自体が勘違いなんじゃね? そうは思ってみるが、ふと向く視線。 俺を見る視線。 そこにあるのは、何とも言えないものだ。 透華「はぁ……」 ……なんか、すいません。 俺、何もしてないけどすいません。 132 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 21 57 04.84 ID kok5DpM0o [11/27] 【8月23日:夜】 他人の考えていること。 それは普通は分からないものだ。 ただ、訓練を積めば。 麻雀で例えるなら場に出た牌などの牌効率で相手の手牌を読むことが出来る。 それと同じで、長い間その人と接していれば、無言でも何を思っているか分かるものである。 例えば、熟年夫婦。 うちの親父とお袋もそうだが、「ん」と親父が言う。 それだけで、お袋は何をしてほしいか分かってしまうらしい。 以心伝心。 こういう姿を見ると、何とも関心してしまうものだ。 さて、ここ龍門渕。 基本的に開放的な面々ばかり。 何かを察せさせる。 それより言った方が早い、という人たちだ。 ただし、と前書きがつくけど。 俺には何を考えているか、最近ようやく分かり始めた人が居る。 沢村さん。 チームの参謀だ。 眼鏡の奥にあるその表情は変化が少ない。 入学当初、俺との会話がとことん続かなかった。 そういう時代があったからこそ、磨いたスキルでもある。 小さな表情変化。 そして仕草。 それでもって何を欲しているか、今どんな状態なのかを測定する。 これはこれで、「雀士の癖を見抜く眼力になるかも」と言われてるのだ。 無能力者。 というか、基本的に弱者の俺は技術を磨くことしか出来ないから、これは良い武器になると思う。 智紀「……ジロジロと見すぎ」 京太郎「あ」 智紀「……恥ずかしい」 京太郎「すいません!!」 気をつけよう。 いや、最近はこれだけでセクハラ扱いになっちまうらしいし。 169 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 22 26 27.79 ID kok5DpM0o [17/27] 【8月24日:朝】 『IH先鋒戦、まもなく開始いたします。選手の方は競技場にお越しください』 アナウンス。 それと共に始まる中継。 今、ここで日本一の高校が決定する。 その全てのチームが、今までの試合でその力を示してきた。 どのチームが勝つか。 それは今、雀卓に向かう選手たちにも分からない。 ただ、言えること。 それがあるとするなら、そう。 これだけは、決まっているのだ。 負けると思って戦う奴は居ないということだけが。 智紀「今の面子は、半分は予想以上通り」 沢村さんが決勝卓に残ったメンバーを見て呟く。 大会前から予想した決勝卓に出場するであろう高校が多く的中したらしい。 データを流し読みしながら、また新しくデータを入れる。 なんというか、何時も通りな感じだった。 京太郎「どうぞ、お茶です」 智紀「ありがとう」 俺は横目でそれを眺めつつ、タイミングごとに補助。 昨日は恥かしい、とか言われてしまったけど便利なものだ。 そこで視線をさらに右に。 沢村さんの反対方向に向ければ、透華さん。 俺は保温ポットを取り出しつつ、尋ねる。 京太郎「あ、透華さんもお茶いりますか?」 透華「結構ですわっ!」 ツーン。 そんな感じで拒否される。 はて? 何でこの人はこんなにツンとしてるんだろうか? 何もしてないよな、俺。 そんな自問をして、自然と手は沢村さんへ道具を渡すために動く。 ……あれ、おかしいな? もっと不機嫌になったような…。 227 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 23 19 09.32 ID kok5DpM0o [23/27] 【8月24日:昼】決勝戦中 ふと気づけば、隣に透華さんが居なかった。 いつからだ、と考える。 中堅戦。 それが始まる頃はいたはずだ。 今は前半戦終了、そして後半戦前のインターバル時間。 それまでの時間に消えたことになるだろう。 透華さんは通路側に座っていたのも今気づいた原因だ。 探してきます。 そう言って俺は席を立つ。 待ってれば帰ってくる。 そんな気もするが、どうにも気になる。 言うが早い。 俺は会場から外れ、透華さんの目的を考える。 トイレ……だったらそっちには行けないか。 となると、それ以外で居るかも知れない場所。 それを探さなければならない。 そして、思いつく。 気づけば、俺の視線は上へと向いていた。 京太郎「透華さん、ここでしたか」 透華「遅いですわ!」 屋上。 そこに透華さんは居た。 派手好きなこの人だ。 きっと、そういうところに居るに違いない。 そう思って探してみれば、案の定という奴だった。 しかし、なんと言う理不尽な怒りなのだろうか。 透華「ハギヨシならば即座に気づき、こちらへと向かっておりますわ」 修行が足りませんわね。 そう言う透華さんに俺はトホホを肩を落とす。 すっげー理不尽。 というか理不尽すぎる。 そんなことを思いつつ、俺は前を歩く透華さんの背中を追いかけていく。 妙に、機嫌が悪いことにやっぱり首を傾げながら。 275 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/01(金) 23 54 20.22 ID kok5DpM0o [26/27] 【8月24日:夜】 京太郎「凄かったですね、試合」 智紀「うん…」 無言になる。 そんなことがある。 あまりに美味い料理を食べる時とかに経験はあるんじゃないだろうか? 例えば、蟹とか。 剥くのに夢中になって、皆が無言になる。 それはその蟹が魅力ある物だからだ。 それは、全てに通じる。 芸術品を見た時。 自身の感性を刺激された時。 エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ。 それは麻雀も同じだ。 今日の、決勝。 それは、絶句するような。 何も言えなくなるような、戦いだった。 透華さんは今頃、原村に突撃している頃だろう。 あの人は変わらない。 そんな小さなことにくすりと。 俺は苦笑していた。 京太郎「沢村さん、先に帰ってますか?」 智紀「そう、だね……うん、先に帰ろう」 京太郎「衣さんに一さんは純さんと何処かに行っちゃってますし、沢村さんはこれから忙しくなりそうですね、データで」 智紀「ん……」 京太郎「……沢村さん?」 沢村さんが会話の途中。 何かを考えるような仕草をする。 はて? 俺はそれに考えると、小さく。 沢村さんは小さく、口を開いていた。 智紀「衣、透華、純、一……沢村」 京太郎「へ?」 智紀「私だけ苗字」 不意に、そんなことを言われた。 ………ちょっと、不機嫌? 300 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 00 15 18.80 ID N9GFG6+Ro [2/33] 俺のそんな疑問。 それは正しいのか、少し歩くペースが速くなる。 俺は沢村さんに慌てて追いすがり、言葉を考えた。 いや、あれだ。 別に気恥ずかしいとかそういうのじゃないんだ。 なんというか、そう。 もうこう呼ぶのになれてて、他の呼び方をイメージできない。 そんな感じなのだ。 唾を飲み込む。 覚悟完了。 ……何で覚悟せなアカンのかなぁ……。 京太郎「と、智紀……さん…?」 智紀「………」 無言。 気のせいか、少し頬が赤い気がする。 ……こっちまで恥ずかしくなりそうだ。 ともきー従順マックスやでー 315 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 00 20 21.01 ID N9GFG6+Ro [5/33] 【8月25日:朝】 透華「須賀さん、そういえば随分と皆さんと仲良くなりましたわね」 京太郎「はい?」 不意にかかる言葉。 それに俺は思わず聞き返していた。 何が? そう聞けば、答えはすぐに返ってくる。 俺が、皆と。 そう言われ、少しフリーズ。 ああ、と。 透華さんがまた口を開いた。 透華「別に怒ってなどいませんわよ?ただ、そう感じただけですわ」 京太郎「……すいません、何か」 透華「謝らないでよろしいですわ」 うーん、と俺。 確かに、ここ最近で皆との距離が縮まってる。 そんな気はしていた。 しかし、だ。 こうして面を向かって言われる。 それはちょっと予想外だった。 透華さんは、こういう時はからかうような。 そんな口調だが、はっきりと言う。 だけど、今は何かが違う。 ぼやかせるような、そんな言い方。 それをされると、こっちも気にしてしまうものだ。 京太郎「うーむ?」 首を傾げつつ。 しかし手は茶の用意を進めながら俺は悩む。 なんでだろう。 こう、もやもやする。 何かが引っかかってる。 そんな、違和感があった。 【8月25日:昼】 お昼時。 明日から始まる全国個人戦の抽選をしているであろう会場。 それからほどなく近いホテルのレストランに俺は居る………なんてことは無い。 東京。 それは物流の中継地でもあり、一点に全国の品物が集まる都市だ。 目新しい物は多く、またその変化も早い。 そんな、川の流れみたいな所だ。 しかし、川にはところどころ、上流から流れてきたり、途中で川の流れに入ったりする岩がある。 東京に今も残る物としてある岩。 浅草の下町だったり、そういう時代から切り離されたような町。 今、俺と純さんはそんな街中の一角にある店の中に居た。 俺の右手にはへら、左手にもへら。 店内にソースの匂い芳しい、そんな所。 さて、東は東京と対になる西は大阪。 そこの名物と言えば、粉物。 所謂たこ焼きとかお好み焼きだ。 しかし、東京にもこれがある。 それは……。 純「おーい、山作ったぞ」 京太郎「ソース入れますよー」バチャー 純「お、良い匂いだな。もんじゃ焼きとか久しぶりだぞ」 そう、俺たちは今、もんじゃ焼きを食べにきている。 元々は下町の駄菓子屋で発展した“ソースおこげ(小麦粉に水とソースを入れて鉄板で焦がし、おこげを作る)”にキャベツを入れたのが始まり。 確かそんな気がする。 京太郎「隣の群馬じゃカキ氷のイチゴシロップ入れるそうですよ、もんじゃに」アツッ 純「マジか?」 京太郎「秘○のケン○ンショーでやってました」 ふぅん、と純さん。 それぞれ適当にもんじゃを突きつつ、取りとめのない会話をする。 今頃、咲とかは抽選中だろうかとか。 衣さんたちも呼べばよかったですね、とか。 そんな会話が、少し続いていた。 456 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 21 58 18.97 ID N9GFG6+Ro [19/33] 【8月25日:夜】 純「いやーもうこんな時間か」 京太郎「適当にブラブラしてただけでも時間ってのは無くなるもんですねぇ」 純「だな、そろそろ帰らないと透華が『何時まで須賀さんは外に行ってらっしゃいますの!?』って怒るぜ、きっと」 夕暮れ。 その光を背に受けながら俺と純さんは帰路についていた。 もんじゃ食って、適当に散歩して、駄菓子齧って。 そんな感じの下町体験記だ。 なんというか、旅行にでも来たみたいで新鮮な感じだ。 やっぱり普段見ないような風景ってのは新鮮でいい。 純「須賀、どうした?」 京太郎「へ?」 純「足止まってるぞー」 そこで声がかかる。 ああ、と俺。 街並みを見ていて足が止まってたらしい。 呆れたような顔をしてこっちに来る純さん。 半分に開いた目で俺を見ると、何かを思い立ったのか悪戯する子供のような。 それよりかはちょっとあくどい感じの顔をして、俺の肩を抱き寄せていた。 純「おいおいおいー、なんだ?また幼馴染の咲ちゃんのことでも考えてたのか?」 京太郎「え、何でですか?」 純「お前、何かぼうっとしてる時とか会話に困ったら何時もそんなこと言ってるじゃん」 何言ってんだ? そんな顔をする純さんに俺は困ったような顔を浮かべる。 まぁ、普通にぼうっとしてただけなんですけど。 そう俺が告げると、ちょっと参ったような顔をして先に歩いていってしまう。 慌てて、俺も追いかける。 追いつけば、欠伸をする純さんの姿。 なんというか、無言でそこに居てくれる。 そんな空気が、俺と純さんの間にはあった。 494 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 22 33 04.74 ID N9GFG6+Ro [23/33] 【8月26日:朝】 にやにや、いらいら、にこにこ。 三者三様の表情を浮かべる中に俺は居る。 左から、純さん、透華さん、ハギヨシさん。 お茶の用意をするハギヨシさんを除けば、俺と純さんと透華さんが席についていた。 さて、ここで何でこうなっているかを説明しよう。 何、実に些細なことである。 昨日の純さんとの外出。 あれが無許可だっただけだ。 ……いや、俺は純さんが取ってる、って言ってたから平気だと思ってたんだけどなぁ。 純「だから、悪かったって」 透華「あのですね!一応、私たちは清澄の応援に来てますのよ!?」 純「昨日は抽選会だし、団体は終わっただろー」 透華「それでも私たちには龍門渕としての行動が求められますの!」 純「固いなぁ……」 言い争い……というか、一方的に言う透華さんをかるーくあしらう純さん。 噛み付く猫となされるがままの犬。 言うならそんな感じだ。 ハギヨシ「どうぞ、ハーブティーです」 京太郎「あ、ども」 純「ありがとう、ハギヨシさん」 ハギヨシ「いえいえ………透華お嬢様、ハーブティーは気分が落ち着きますよ」 透華「私は落ち着いてますわ!!」 ぷりぷりと怒りつつ、しかし優雅にカップを傾ける。 俺も同じく、飲む。 すっと抜けてくような爽やかな香り。 あんまり飲む機会は無いけどやっぱり美味い。 しかし、これでも透華さんのお怒りは収まらないらしい。 またくどくどと続くお説教。 うへぇ、という顔をした純さんが困ったように俺へと視線を向けていた。 表情を読む。 助けてくれ? 京太郎(無理です!) 純(おまっ!?) 透華「聞いてますの!純!!」 ハギヨシ「ふふ……」 556 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 23 13 26.00 ID N9GFG6+Ro [27/33] 【8月26日:昼】 純「あー、長かった……」 京太郎「ですねぇ」 ハギヨシ「お嬢様のお言葉は、お二人を心配してるからこそだと思いますよ」 説教終了。 試合を見るということで、ようやく終わりを見せた。 俺と純さん、ハギヨシさんは昼食準備のために移動している最中だ。 そこで、純さんが口を開いた。 純「んー……そうかね?」 京太郎「へ?」 ハギヨシ「ほう」 純「透華が心配してんのは、須賀だけだろ」 いきなり、そんなことを言う純さん。 飄々とした雰囲気の中、唐突にそんな言葉が出てくる。 それに俺が思わずフリーズ。 ああ、と。 純さんは続けた。 純「なんだかんだ、俺らは透華と長い付き合いだからな」 京太郎「あ、ああ……そういうことですか」 純「じゃないかね?」 ハギヨシ「つまり、お嬢様はあっちへふらふらこっちへふらふらと京太郎君が何処かにいかないか心配、と」 純「まるで犬猫の扱いだな、おい」 京太郎「すっげー複雑なんですけど……」 俺、ペット枠かなんかなのか? そう二人に聞いてみると苦笑される。 それだけ。 答えが返ってこないとこを見ると、真実のようだ。 は、はは。 やばい、乾いた笑いしか出てこねぇわ。 純「ま、今は頼ってくれよ、須賀」 京太郎「……頼らせていただきます」 589 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/02(土) 23 32 57.53 ID N9GFG6+Ro [30/33] 【8月26日:夜】 うーん。 俺はまさにそんな感じで悩んでいる。 この空気。 どうにも純さんと透華さんの空気が悪い気がするのだ。 あの無断での観光。 それが不味いのか。 にしては、どうにも透華さんらしくない。 そんな気もするのだ。 透華さんはこんな小さいことで文句を言うような性格をしていない。 純さんにしてもそうだ。 純さんはきっちりとするべき部分は自分をしっかりと戒している。 なのに。 今ではああしていることが多いような気もする。 京太郎「……くそ」 なんか、嫌だ。 こういう空気は、龍門渕らしく。 皆の空気らしくない。 ここは、びしっと言うべきだろう。 俺が女の子だったら、「やめて!私のために争わないで!」と冗談気味にかませる。 しかし俺は男。 女の子同士の喧嘩じみた雰囲気にそんなことを言って突っ込めない。 ならば、ここはこう言うべきだろう。 京太郎『へいガール!俺のために喧嘩しないでくれよHAHAHAHA!!』 ……絶対に怒られるだろうなぁ。 そんなことを思いつつ、俺は小さくため息。 ドアをノックして、部屋に入る。 ここには今、純さんと透華が居る。 何事もありませんよーに。 そんな神頼みが通じるか否かが、今から分かる。 ドアを開き、中へ。 そこに見えたのは…… 純「お、来たか。お茶頼むわ」 透華「あらいらっしゃい、須賀さん」 ………あれ? 仲、いい? 664 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 00 24 43.44 ID z+XTx9PAo [3/29] 【8月27日:朝】 衣「京太郎!早くしろー!」 京太郎「走らなくても会場は逃げませんって!」 俺は衣さんと共に会場へと向かっていた。 個人戦。 初日で半数近い学生が消えたその戦い。 今日、決勝進出メンバーが決まる。 咲も、その一人だ。 きっと注目選手として視線を浴びているだろう。 宮永照と、宮永咲。 それを関連つける記者や選手は多い。 たとえ照さんが認めていなくても、だ。 まぁ、それは今言うようなことじゃないだろう。 咲の問題は、咲の問題だ。 今の俺は衣さんの付き人。 となれば、やるべきことは衣さんのためのことだ。 ハギヨシさんにも、しっかりと頼まれているしな。 衣「あ!」 京太郎「ちょ、衣さん!?」 と、衣さんがいきなり走り出していた。 声を上げるところを見れば、何かを発見したのだろうか? 走る衣さんを俺は追いかけ、そして視線を先に向ける。 見えたのは、セーラー服の後姿。 その見覚えある姿を知っている。 知っている。 そうだ。 こいつは何時も俺の隣に居て、本を読んでて。 でも気づけば今は麻雀で全国に出ている。 でも、昔から変わりない幼馴染だ。 気づけば、俺は駆ける脚を遅くして、ゆっくりと歩いていた。 前では、衣さんが咲にタックル。 そして笑顔で会話をしていた。 俺も、そのまま近づいて、笑みを浮かべる。 京太郎「よっ、咲」 咲「京ちゃん!?」 そんな、軽い挨拶をしていた。 697 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 00 51 34.94 ID z+XTx9PAo [6/29] 衣「えへへー」 俺と咲、衣さんで並んで会場に向かう。 衣さんは俺と咲の手を握り、真ん中に居た。 何やらご満悦。 そんな顔を浮かべている姿に小さく苦笑する。 ふと、咲と顔が合う。 お互いに浮かんだのは、小さい笑み。 なんというか、らしい感じだ。 これが俺と咲の間柄。 久しぶりに感じたが、変わらない。 俺は口端を吊り上げ、笑みを浮かべた。 所謂、あくどい笑みを。 京太郎「しっかし、あのお姫様がこんなことになるとはなぁー?」 咲「な、何が?」 京太郎「麻雀だよ、全国に出るまで強くなりやがりまして」 咲「ん……そうだね」 京太郎「そうだねって、お前なぁ…」 衣「?」 短いながら会話は続く。 しかし、あれだな。 衣さんが着いていけない内容ばかりになりそうだな、会話。 長い付き合いだし、そういうのが滲み出ちまうのかも知れないけど。 そんなことを思いつつ、俺は咲をからかう。 途中で、衣さんが気になったのか過去の咲を教えながら。 自然と。 自然と、時間は過ぎていった。 【―――――】ザザッ 706 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 00 56 44.30 ID z+XTx9PAo [7/29] 【8月27日:昼】 つい、軽いノリで。 そんなこと無いだろうか。 俺は数時間前の自分を思い返し、後悔していた。 咲を昼食に誘う。 そこまでは、良いだろう。 午後は準決勝。 午前中はその準決勝に駒を進めるためのメンバーを決める3回戦の最中だった。 しかし、だ。 全国大会個人準決勝進出。 それはそれだけで、目を引く。 全国ベスト8。 一万人という競技人口の中の、ベスト8だ。 中には運悪く個人に出れず、準決勝にも駒を進めれる力がある選手が居るかも知れない。 だから断定は出来ないが、それでも大衆の目は彼女たちがベスト8だと決める。 そして、だ。 そこに咲は残っていた。 競技場から出れば、報道陣のシャッターの嵐。 逃げるように出た咲と合流できたのは奇跡だろう。 しかし、悪いことは重なるもの。 混んでるので相席。 そう言われて入った店。 そこに居るのは、純さんと透華さんだったのだから。 京太郎(い、居辛い……) 思わずそんなことを俺は思う。 なんというか、女の子3人に男一人。 そんな席は気分的にきつい。 視線を隣の席に。 ストローに口をつけていた咲が首を傾げる。 向かいを見る。 にこりと、静かに透華さんが笑んだ。 その隣、純さんは瞳を閉じてコーヒーを啜っている。 その無言空間。 まるで俺が悪い。 そんな気分にすらなってくる。 ……ような、気がする。 730 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 01 18 57.93 ID z+XTx9PAo [10/29] 【8月27日:夜】 準決勝が終わった。 咲は、当然のように残った。 決勝卓へ。 全国最強の高校生を決める場に、咲が行く。 遠い。 遠い山の先だ。 衣さんや、透華さん。 部の皆のように遠い場所。 そこに咲が行っている。 なんというか、妙な寂しさが俺にはあった。 こんなこと、相談できる人は……。 純「俺か」 京太郎「純さんです」 ……まぁ、この人しか居ないよなぁ。 なんというか、気軽だし。 そんな俺の相談。 それをすれば、あれだ。 めっちゃ笑われた。 なんというか、中学生かよ、って感じで笑われた。 腹を抱える純さんは、悪い悪い、と俺に向き直る。 純「あれだ、お前の感じって手のかかる妹が居なくなったとかそんな感じじゃねーの?」 京太郎「はぁ……」 純「絶対そうだって」 そんなこと言われても。 そう言いたげにしている俺の顔を察したのか、また口元を押さえる純さん。 なんか、からかわれてる。 というより、相談に乗ってくれてないような感じだ。 自分で解決してみます、と俺。 純さんは、そんな俺を見てまた笑みを浮かべているのだった。 40 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 15 46 43.38 ID XTffMP4Do [2/10] 誰かが言った。 進むからには、上へ、上へ。 どこまでも高く登っていきたいと。 登山家は、そこに山があるから登るという。 だが、雀士は。 元はギャンブルとして、一つの闇を築いてすらいるそれの頂点を目指す雀士は。 何を思うのだろうか。 王者は、王者であるため。 少女は、姉と出会うため。 理由は違えど、今。 その決着が、つく。 全部に。 決着が。 【8月28日:朝】 決勝が、まもなく始まる。 気づけば、俺は。 俺は。 純「須賀」 京太郎「……はい?」 純「フラフラしてんじゃねえよ、車道に近づいてんぞ」 ぐいっと。 俺は腕を掴まれ、引き寄せられる。 すいません、と俺。 しっかりしろよ、と純さんが言う。 何を考えていたんだろうか。 小さい女の子たちが、居たような。 そんな気がする。 って、いかんいかん。 またぼうっとしてた。 これじゃ、また純さんに怒られてしまう。 俺は視線を純さんに向ける。 呆れた顔をしているだろうか。 そんな、予想。 そんな、予測。 普段どおりのあの人がそこに居るから思える、他愛ない感情。 ふと、見る。 そこに居る純さんの、表情。 それは、何かを見ている。 蛇のような、目だ。 視線を辿り、俺は息を吐く。 視線の先には、俺がある。 今まで見せたことが無い表情で、俺を見つめて。 純さんが、居た。 京太郎「純さん……?」 純「ん……ああ、よし、行こうぜ」 不意に、何時も通りに。 そんな変化に俺は首をかしげ、はい、と答える。 もうすぐ、試合が始まる。 今は置いておいて、早く行こう。 89 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 16 37 54.29 ID XTffMP4Do [9/10] 【8月28日:昼】 『試合――――終了』 静かなアナウンス。 俺はモニターの向こうで行われた闘牌に、絶句すらしていた。 すさまじい。 そんな感想しか、出ない。 というよりも、何かを語ることすら許されないような。 そんな気さえ、感じるのだ。 試合が終わり、そのまま大会の表彰式に移る。 団体優勝。 個人優勝。 それぞれの表彰と連盟理事会長からの言葉。 そんな言葉が何処か向こうごとになっている。 そんな感じだ。 閉会。 その瞬間、記者たちは一気に動き出す。 きっと、取材をするためにだろう。 俺はそれを受ける表情を思い浮かべ、小さく笑みを零した。 会場の外へ。 少し歩こう。 そう思うと、足は公園に向かう。 そこで、ふと。 後ろから駆けてくる足音に耳が取られて。 俺はふと、振り返った。 照「―――――」 京太郎「――――照、さん……?」 照「……京ちゃん?」 その声は。 知っている。 懐かしい声だと、俺は知っている。 さっきまで、決勝卓に。 咲と一緒に決勝卓に居た、照さんが。 俺の目の前に居た。 122 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 17 07 32.45 ID 3NYRhKZUo [2/24] 京太郎「お久しぶりです、照さん……インタビューは?」 照「………知らない」 京太郎(あ、逃げたなこれ) ふぃっと。 そっぽに視線を向ける照さん。 それに俺は乾いた声で笑う。 久しぶりに出会ったというのに、この人は変わらない。 咲と一緒に楽しげにしていた頃と変わりない。 そんなことにふと、安堵する。 照さんはあまり他人に見せたことが無いだろう微笑を浮かべている。 取材の時にありがちな営業スマイル、というよりは自然と浮かんでくる笑み。 それを向けられている。 そう思うと、こそばゆい。 何か話題でも。 俺はふと、そんな視線から逃れるように考える。 ……ああ。 そうだ。 それなら、今さっきのことがあるじゃないか。 俺は軽く。 どこまでも軽く。 きっと知っていれば。 覚えていれば。 忘れてなければ。 その言葉を出さなかっただろう。 でも、現実には遅い。 俺は笑みを浮かべ。 何処までも疑問を持ったまま。 純粋に、問いを投げていたのだから。 京太郎「――――決勝卓で、咲とは何か話しました?」 その瞬間。 照さんの表情が凍る。 まるで感情が消えたように。 口を、開いた。 照「―――――――私に、妹は居ない」 127 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 17 11 19.68 ID 3NYRhKZUo [3/24] 京太郎「え?」 照「………」 聞き返す。 妹は、居ない。 そう、言ったのか? 俺は思わず、何で、と口から零す。 訳が分からない。 そこまで拒絶する理由も、原因も。 照「……またね、京ちゃん」 京太郎「あっ……」 照さんが俺から離れる。 まるで触れて欲しくないように。 遠くに。 遠くに。 離れていく。 俺は、それを見送る。 そうすることだけしか、出来なかった。 129 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 17 14 53.32 ID 3NYRhKZUo [4/24] 【8月28日】 京太郎「くそ……」 気づけば、夜だった。 あまりにも衝撃的で、呆然としていた。 そうして気づけば、こんな時間だ。 ああくそ。 耳に言葉が残っている。 照さんの言葉が。 冷たい言葉が、まだ耳に。 透華「須賀さん?」 京太郎「――――ッ」 はっと。 俺は意識を引き戻させられる。 手の感触。 見れば、俺の頬に手を当てる透華さんの姿が、ある。 ここまで近づかれて気づかない。 どれだけ呆然としていたんだと俺は思う。 心配そうに。 俺を見つめる瞳。 そこにあるのは、穏やかなもの。 気づけば、ふと笑みを浮かべれ答えれそうな。 そんな顔だ。 京太郎「すいません、ぼーっとしてました」 透華「あらあら、私の従者としての自覚が足りないんじゃないんですの?」 京太郎す、「すいません……」 透華「ふふ……いいですわ、この分は後でしっかり働いて返していただきましょう」 京太郎「うぅ……」 し、仕事増えた。 そんな短い悲鳴。 しかし、そんなことは知ったことじゃない。 そんな表情を浮かべた透華さんがにこりと、笑む。 手を差し出され、それに思わず疑問符を浮かべる。 それを頭上に浮かべると、透華さんは「んんっ!」と。 大きく咳払いし、片目を閉じた。 透華「あら、エスコートはしていただまして?」 京太郎「え゛」 透華「何でそこでそんな声出しますの!?」 い、いや、そんなお嬢様みたいなことするとは思わなくて。 そうは思ったが、そういやこの人はお嬢様だったな。 そう思い直し、んん、と。 透華さんと同じように声を鳴らす。 片手を持ち上げ、俺は昔見た映画のように。 小さく、笑みを浮かべた。 京太郎「お手をどうぞ、お姫様」 170 名前: ◆VB1fdkUTPA[saga] 投稿日:2013/02/03(日) 17 59 15.03 ID 3NYRhKZUo [7/24] 透華「………ぷっ」 透華「あ、あははははっ…!」 京太郎「笑わないでもいいじゃないですか!?」 透華「いえ、ごめんなさい……でも、京太郎さんらしく無さ過ぎて……っ」 京太郎「やらなきゃ良かった……」 あれだよ。 まだ『しゃる、うぃー、だんす?』とか言わないだけ良いじゃないか。 結構こっちは真面目だったんだぞ? そう思っていると、未だ上がっていた俺の手に重さを感じる。 見れば、透華さんが手を添えていた。 まだ少し笑いを残している。 でも、それでも。 そこに浮かんだ小さい笑みは。 まるで楽しげな夢を見る子供のように。 優しさに、満ちていた。 透華「さぁ、帰りましょうか。私“と”家へ」 京太郎「ええ、帰りましょう。俺“たち”の集まる家に」 ………しかし、なんか見られてるような。 妙な視線を感じる。 ………気のせい、か? 【END:振り向けば奴が居る】
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4466.html
―麻雀部部室― 京太郎「……」 部室には、俺といつもの5人。 6人の目の前にあるものは。 布団がポツンと1つだけ。 京太郎「あの、古塚部長」 梢「なんでしょうか」 京太郎「今から俺たちは何をするんですか」 梢「そんなこと決まっているではないですか」 梢「あの1つの布団に」 京太郎「布団に?」 梢「6人で寝ます」 京太郎(俺もかよ) 梢「全員全裸で」 京太郎(ファッ!?) 京太郎「ちょっと部長!何言ってるんですか?」 梢「……実は私、とあるサイトを運営しているんです」 京太郎「とあるサイト?」 梢「『裸麻雀大好き!』というサイトなんですが」 なんだそのサイト!? 梢「昨日そこの掲示板にとある書き込みが有りました」 梢「その内容がこれです」 ふむ、どれどれ。 投稿者:はっちゃんですよー 6人全員が全裸の状態で1つの布団に入れば何かいいことがあるらしいですよー 信じるか信じないかは自由ですけどねー 投稿者:1st ↑の話だけど、本当らしいよこの話。 やってみた人の話も聞いたことがあるしね 京太郎「何だこれ」 いや、おかしいだろう。 色々と。SOAだよ。 梢「この書き込みにある内容を、今からやります」 京太郎「え」 梢「布団も人数もしっかり準備しました」 京太郎「いやいや、おかしいでしょ」 京太郎「ほかの皆さんもそう思いますよね!」 京太郎「椿野先輩!」 美幸「……」 京太郎「依藤先輩っ!」 澄子「……」 京太郎「友香、莉子!」 友香莉子「……」 梢「その4人には既に承諾を得ています」 梢「安心してください」 京太郎「いや、安心って言ってもね……」 梢「あなたに拒否権はありませんよ」 梢「これも麻雀部の為です」 京太郎「……」 京太郎(全員全裸になってしまった……) 京太郎(嬉しい反面、恥ずかしすぎる……) 梢「さあ、みんな準備はいいですか」 梢「では、布団に入っていってください」 古塚部長がそう言った途端、俺以外の5人は勢いよく布団の中へ。 いや、すごい異様な光景だ。 5人の美少女がたった一枚の布団に群がっている。 重なり合う肌と肌。 漏れる妖艶な吐息。 京太郎「……」 仕方ない、覚悟を決めるか。 俺は5人がいる布団の中へ入っていった 京太郎「……」 俺は今5人の女性とともに布団に入っている。 今は夏、俺もみんなも汗かきまくりです。 ふと、左手を動かすと。 美幸「あんっ……」 あ、胸だ。椿野先輩の。 次は左足を動かしてみる。 澄子「あっ……」 これは依藤先輩だ。 次は右手を……。 友香「うぅ……」 友香か。 最後は右足を。 莉子「ひゃっ……」 最後は莉子か。 そして目の前には古塚先輩の顔。 気のせいか少し紅潮してる。 梢「須賀くん……どうですかぁ……」 誰だこれ。うちの部長はこんな人じゃないぞ。 梢「さあ、私にも触れてください……」 ああ、もうどうにでもなれ。 俺は薄れてく意識の中、そんなことを考えた。 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4471.html
執事とは、いついかなる時でも主の為に行動するものである。 京太郎「おはようございます、お嬢様」 美幸「……んっ」 美幸「おはよ……京太郎」 京太郎「……お嬢様、また裸で寝ておられたのですね」 京太郎「風邪をひかれては困ります、早く服の方を……」 美幸「……うん、わかったよもー」 執事とは、主の望むものを必ず用意するものである。 美幸「京太郎、購買でクリームパン買ってきて」 美幸「クリームパンじゃないと駄目だよ!」 京太郎「かしこまりました」 ―購買― 京太郎(すごい人ですね……) 京太郎「あの、クリームパン1つお願いします」 おばちゃん「ああ、ごめんね……クリームパンは売り切れなんだよ」 京太郎「そ、そうですか」 京太郎(ふむ、どうしたものか) 京太郎(ん?) 梢(ふふ、やっとクリームパンが買えましたぁ!) 梢(購買のクリームパンはすごい人気で、3年生の私でも1度も買ったことがなかったのですが……) 梢(今日、ついに買えました!) 梢(授業が終わってから全速力で走ってきてよかった……) 梢(あとは教室に戻って食べるだけ……ってあれ!?) 梢(手に持ってたクリームパンがカレーパンに変わってる!?) 梢(な、なんで!?、いつの間に……) ―麻雀部部室― 友香莉子澄子「……」 美幸「ふんふふ~ん」 澄子「……あの、椿野先輩?」 美幸「何かな?」 澄子「あの、そこにいる執事服の人はいったい……?」 京太郎「……」 美幸「ああ、気にしなくていいよ!そんなことより対局対局!」 澄子「そ、そうですか」 友香(うっし、張ったぁー!) 友香「リーチでー!」トン 莉子(は、早いぃ……)トン 澄子(ここはオリで……)トン 美幸「……」トン 友香(来たっ!) 友香「美幸先輩、それロ―――」 京太郎(今だ!) ゴスッ 友香「げふっ!」 莉子「え……」 澄子「は、腹パン?」 友香「げほっげほっ……うぇ」 美幸「?、莉子ちゃん、早くツモってね」 莉子「は、はいぃっ!!」 澄子(な、なんなんですか……) ―椿野家― 京太郎(お嬢様はテレビで野球を見ているようだ) 『あーっと!巨人小笠原、今日5打席5三振です!』 『これはもう間に合わないのでしょうか!』 美幸「あーもー!何やってるかなまったくー!」 京太郎(……) 京太郎(パソコンはここですね……) カタカタ 『ファッキューカッス』 『シナキンはクビだクビだクビだ!』 『浜流しの時間だね(ニッコリ』 京太郎(これでよし) 京太郎(全てはお嬢様の意のままに……) 美幸「ねぇ、京太郎……」 京太郎「なんでしょうか」 美幸「私の事、愛してる……?」 京太郎「お嬢様が望むのであれば」 美幸「……もー、真面目なんだから」 美幸「でも、そんなところが好きなんだよ……」 美幸「京太郎……ちゅーしよ……」 京太郎「お望みのままに」 京太郎「私の全てを、あなたに捧げます」 美幸「んふっ……ありがと」 2人は幸せなキスをして終了。 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3303.html
健夜「きゃっ」 京太郎「うわっ」 どんっ 健夜「いたた・・・」 京太郎「大丈夫ですか?」 健夜「えっ・・・あ・・・」 京太郎「ああ、ひどい怪我だ、絆創膏を」 ペタペタ 健夜「あ・・・ありがとうございます」 京太郎「それじゃ、俺はここで」 スタスタスタ 健夜「ああ・・・なんてカッコイイ人なの・・・」 健夜「あんな男に・・・掘られたいっ!!!」 健夜「どうにかしてあの子と触れ合う機会を作らなくては」 咲「京ちゃーん」 京太郎「あっ、咲、アハハ」 健夜「何あの子・・・京太郎君の彼氏!?」 健夜「はぁ~若いっていいわね」 京太郎「じゃ、俺はここで・・・」 ドンッ 健夜「きゃっ」 京太郎「あわああっ、どうしましたか?」 健夜「だ・・・大丈夫って・・・あ・・・」 京太郎「この前の・・・」 健夜「良かったらお食事でもどうですか?」 京太郎「いやあ・・・大丈夫ですよ・・・」グウウ- 京太郎「ってあ・・・お腹へってる」 京太郎「いやでみ、お腹へってるからといって食事に誘われてそれにOKすることではないんですよ」 健夜「いいからいいから、私いいお店知ってるのよ」 ガラガラガラ 店員「いらっしゃい」 京太郎「うわあ・・・高そうなお店だ」 健夜「なんでも頼んでいいからね、うふふ」 京太郎「そ・・・そうですか・・・」 京太郎(とりあえず安めの物を・・・って値段書いてない・・・) 健夜「それじゃあ私はシェフの気まぐれトルコ風たらこスパゲッティパスタで」 京太郎「どうしようどうしよう・・・」 健夜「遠慮なんてしなくていいんだからね」 京太郎「カルパッチーノパルメザンチーズ風イタリアントルコ風アイスで」 健夜「あっ、京ちゃんひどーい、それ私が食べようと思ってたのにー」プンプン 京太郎「きょ・・・京ちゃん!?」 健夜「京太郎だから京ちゃん、いいでしょ?」 京太郎「いや・・・まあ・・・いいですけど」 健夜「京ちゃんは麻雀部なんだっけ」 京太郎「!あ、はい!麻雀部です、誠意いっぱい頑張ります」 健夜「ふふ、元気でよろしい」ニコニコ 健夜「あーせっかくだし私、ワィン頼んじゃおうかなー」 京太郎「は・・・はあ・・・」 健夜「京ちゃんも飲む?」 京太郎「い・・・いや俺は・・・」 トクトクトク 健夜「注がれた酒は呑まなきゃ迷惑よ」 京太郎「は・・・はあ・・・仕方ない」 京太郎「ゴクッゴクッゴクッ」 健夜(ああ・・・京ちゃんの喉仏・・・たくましいわ・・・飲むと動いてる・・・) 京太郎「ぷはぁ~」 健夜「どうだった?」 京太郎「いやあ・・・お酒って以外と苦いんですね」 健夜「あらあら、若い子には早かったかしら?」 健夜「ゴクゴクゴク」 健夜「はあ、少し酔ってきたわ」 健夜「ちょっと汗ばんで困るわ-」 京太郎「・・・」 京太郎「じゃあ・・・脱いじゃえばいいんですか?」 健夜「そうねそうさせてもらうわ・・・」 ヌギヌギ 京太郎「ゴクリ・・・」 健夜「京ちゃんは・・・こんな貧相な体じゃ、やっぱり興奮しないわよね」 京太郎「い・・・いや、そんな事無いですよ」 健夜「京ちゃん、二杯目行こうか・・・」 京太郎「そんな・・・あまり飲み過ぎても・・・」 健夜「ワィン開けちゃったんだから・・・私一人じゃ飲みきれないわ・・・」 京太郎「しょうがないですね・・・」 京太郎「はーい!おっぺけぺ~おっぺけぺ~」 健夜「京ちゃんすごーい」 京太郎「ウルトラヘイッ!!」 健夜「きゃーっ・・・京ちゃん大好きー、結婚しよーっ」 店員「お客様・・・あまり店内で・・・」 健夜「あーはいは、そろそろ出ますよ、出りゃいいんでしょ」 京太郎「パッティラッパパラッツィーア!!!」 健夜「京ちゃーん、片貸してー」 京太郎「ウィ~」 店員「2万4800円です」 健夜「はーい、おつりいらなーい」 店員「ありがとうございました」 健夜「ああ・・・あそこ私んち-」 京太郎「ええーっ、あの綺羅びやかな建物が小鍛治さんの部屋なんですかー」 健夜「そうそうーアレ全部私んちー」 京太郎「へえー、どこに連れてけばいいんすかー」 健夜「好きなところでいいよ」 京太郎「それじゃあ・・・このお花畑みたいなところで」 健夜「はいよー」 京太郎「凄いところですねー」 健夜「あっひゃっひゃっひゃ、何このベッド、超揺れてるー」 京太郎「わあー、何ですかそのベッド」 健夜「京ちゃんも入ろうよー」 京太郎「わあー揺れる揺れるー」 健夜「もう我慢できないっ」 がばっ 京太郎「なっ・・・」 健夜「ねえ京ちゃん・・・私の体見て・・・なんか感想あ?」 京太郎「う・・・ゴクリ」 健夜「それじゃあ今から一枚ずつ服脱いでくから、京ちゃんも続いて脱いでねー」 ぱさっぱさっ 京太郎「うわっ・・・」 健夜「ほらほらぁ・・・次京ちゃんが脱ぐ番だよ」 京太郎「そんな・・・ダメですこんな・・・」 健夜「そんな事言ってぇーもうこんなに元気にしちゃってるじゃん」 京太郎「ひっ・・・擦らないでください」 健夜は京太郎の首にキスをした 京太郎「わわっ・・・小鍛治さん・・・」 健夜「京ちゃん・・・こんなに慌てちゃってかわいい・・・」ペロペロ 京太郎「こっ・・・小鍛治さん・・・もう俺・・・」 健夜「いいよ・・・京ちゃん、狼になっちゃっても・・」 京太郎「う・・・っ・・・うおおおおっ・・・」 ぱさっぱさっ 健夜「京ちゃん・・・立派なおちんちん・・・」 京太郎「あ・・・待って・・・避妊しないと・・・」 健夜「もう、京ちゃんてば真面目なんだから・・・はいこれ」 京太郎「あ・・・ありがとうございます」 健夜「私がつけてあげよっか?」 京太郎「だ・・・自分で付けれます」 健夜「そう・・・」 健夜「京ちゃんはこういうの初めてだよね」 京太郎「恥ずかしながら・・・」 健夜「それじゃあ私が上になってあげるね」 京太郎「は・・・入ってる・・・これがセックス・・・」 健夜「どおー?おちんちんビクビクして、京ちゃんかわいー」 京太郎「う・・・っ・・・締め付けられて・・・これじゃあすぐに・・・」 京太郎「う・・・・っ・・・・」ドビュビュ 健夜「京ちゃん、今日はとてもいい日だったよ」ツヤツヤ 京太郎「は・・・はあ・・・」 健夜「あれ?元気ないね?」 京太郎「なんか・・・自分何にもできなくて情けなくって」 健夜「あはは、いいのいいの、それはそれで可愛かったから」 京太郎「あの・・・あと今日のことは・・・」 健夜「うん、私達だけの秘密ね」 京太郎「ありがとうございます・・・それじゃ」 タッタッタ 健夜「ふう、行っちゃった・・・」 健夜「さて、このコンドームの中身を入れないと・・・」 終わり 健夜 「…一晩も経ってたらダメだよね」 健夜 「お母さんも恋人連れて来てって言ってたし…」 健夜 「京太郎くんと付き合えるように頑張らなきゃね!」ガタッ 健夜 「京太郎くんは清澄高校だから取材と偽って麻雀部に行けば会える!」 健夜 「…お化粧して恥ずかしくない格好で会わなきゃね…ふふっ♪」 ―清澄高校― 麻雀部 コンコン 久 「はい?空いてますけど良かったらどうぞ」 カチャッ 健夜 「お邪魔します」ペコッ 久 「こ、小鍛治プロ!」 和 「どうしてここに…」 健夜 「康子ちゃんが有望株が沢山いるよって教えてくれて見てみたくなったの」 久 「はぁ…良かったら見学してって下さい」 健夜 「ご丁寧にどうも」ペコッ まこ 「何しとるんじゃ京太郎、お客さんに茶くらい出さんか」 優希 「使えない犬だじょ」 咲 「本当、京ちゃんは成長しないんだから…」 健夜 「」プチッ 健夜 (若いからって調子に乗って…)ゴゴゴゴゴ 健夜 「有望株の力を見るには卓を囲むのが一番だし…良いかな?」 久 「面白そうね…じゃあ咲に和に優希を…」 健夜 「いえ、原村和さんとは結構です。ネットで何度も打ってますから」 和 「……まさか、すこやんさんですか?」 健夜 「そうよ…もう打たなくても良いよね?」 和 「解りました…貴女とはいつでも打てますからね」 健夜 「宮永さん、片岡さん、染谷さん…ちょっと…」チョイチョイ ま・咲・優 「…?」 健夜 「東二局が来ると思わないでね?」ポソッ 健夜 「ツモ、4000オール」 健夜 「ツモ、6000オール」 健夜 「ツモ、8000オール」 健夜 「ツモ、16000オール」 久 「東一局で…三人を飛ばした?」 和 「これが銀メダリストの実力…」 まこ 「」 優希 「得意の東場なのに小鍛治プロに当たり牌をずっと抑えられてたじょ」 咲 「…あ、あぁ…あ……」 咲 (無理だよ、こんな人…お姉ちゃんより酷い…)ガタガタガタ 健夜 「…お疲れ様でした、皆さんきっと大きくなりますよ」 久 (と、当分…牌を握れないんじゃないかしら…)ヒクッヒクッ 健夜 (京太郎くん…やったよ!)パァァァァァッ 京太郎 「すげぇカッコイイっすよ!」 健夜 「そんな事ないよ…私、アラサーだよ?」 京太郎 「年齢なんて関係ありませんよ…小鍛治プロみたいに麻雀強くなりたいです!」 健夜 「男の子だもんね、色々とあるし解るよ?」 健夜 「良かったら私の教えてる麻雀教室に顔を出してみない?」 京太郎 「良いんですか?」 健夜 (ここでがっついちゃダメ…少し溜めて…) 健夜 「大丈夫だよ?でも…ちゃんと部活に顔を出して両立するって約束をしてくれるなら喜んで教えてあげるよ」 京太郎 「や、約束します!」 健夜 「じゃあ…指切り」ヒョコッ 京太郎 「え?」 健夜 「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます指切った♪」 健夜 「あ、部長さんとも打ってなかったね」 久 「え、わ…私は引退だし…」 健夜 「姫松との試合見てたよ、あの悪待ち凄いなって思ったんだし…ね?」 久 「な、なら…東風戦だけ…」 健夜 「ありがとう、…でもね?東二局は来ないから意味ないんだよ?」ポソッ 久 「!」ビクッ 健夜 「ロン、大四喜字一色四暗刻単騎」パラパラパラッ 健夜 「大会ルールだとWはないけど竹井さんの箱割れだね」ニコッ 久 「じ、地獄単騎…」ガタガタガタ 健夜 「あ、京太郎くん…これが麻雀教室の連絡先だからいつでも連絡してね?」 健夜「携帯の方は私に直通だからね♪お世話になりましたー」バタン ―その日の夜― ピピピピッ! 健夜 「あ、…きょ、京太郎くんからかな?」 健夜 「深呼吸しなきゃ深呼吸」 健夜 「ヒッヒッフーヒッヒッフー」 健夜 「ってこれじゃラマーズ方だよ!」 健夜 「……はい、小鍛治です」 京太郎 『あの、須賀です』 健夜 「京太郎くん?…こんばんは」 京太郎 『麻雀教室の件なんですけど…明日からでも大丈夫ですか?』 健夜 「ちゃんと部活に出なきゃ駄目って言ったよね?」 京太郎 『なんだか暫く休みになっちゃって…』 健夜 「そうなんだ…そういう事なら大丈夫だよ?…良かったら今からでも私の家に来る?」 京太郎 『…お邪魔します』 健夜 「迎えに行こうか?」 京太郎 『いえ、大丈夫です…遅いですし小鍛治プロを危ない目には…』 健夜 「心配してくれてありがと、でもこういう時はすこやんって呼んで欲しいな?…私もあの時みたいに京ちゃんって呼ぶから」 京太郎 『…あ、…うぅ…///』 健夜 (これで嫌でも思い出したはずだから…まずは第一段階完了かな) 健夜 「じゃあ待ってるからね、約束破っちゃ嫌だよ?」 京太郎 『じゃああと30分でそっちに行きます、じゃあまた後で…』 健夜 「30分かぁ…のどっちを飛ばすには充分だね」ニコッ 健夜 「超上級者卓に入って…あ、いたいた♪」 健夜 「流石に出和了は難しいなぁ…よし!」 健夜 「綺麗なデシタルの打ち手だから逆にそこに付け込んで…来た来た♪」 健夜 「責任払いの四暗刻で見事に箱割れ、のどっちコミュは荒れるんだろうなぁかわいそう」クスッ ピンポーン♪ 母 「健夜、お客さんだよー男の子の」 健夜 「はーい、すぐいくー」スタスタスタスタ 京太郎 「あ、…小鍛治プロ…お邪魔します」 健夜 「」プイッ 京太郎 「お邪魔します、…す、す…すこやん」 健夜 「いらっしゃい、京ちゃん♪」 京太郎 「…綺麗な部屋なんですね」 健夜 「ありがと♪卓はあるけど二人じゃ出来ないし…ネトマをしながら教えるね?」ギュッ 京太郎 「は、はい!」 健夜 (京ちゃん凄くドキドキしてる…)クスッ 京太郎 「これ、すこやんのデータですか?」 健夜 「そうだよ?」 京太郎 「…凄い、トップ率77%で跳満以上の直撃は皆無だ…安手の手も差し込みっぽいし…」 京太郎 「さっきの対局じゃ和を飛ばしてトップだ!」 健夜 「見直した?」 京太郎 「勿論です!」 健夜 「じゃあ始めようか?二人だけの麻雀教室を…」ポソッ 京太郎 「!」ビクッ 健夜 「そこは両面よりリャンチャンで待つのが良いよ?筋引っ掛けになって読み辛いから」 京太郎 「な、なるほど…」 健夜 「三時間も画面に向かってたら疲れちゃったかな?」 京太郎 「まぁ…ちょっとだけ…」 健夜 「じゃあベッドに横になってて?軽くおむすびとか作ってくるから」ニコッ 京太郎 「ありがとうございます」 健夜 「ゆっくり休んでなきゃ駄目だよ?」バタン 京太郎 「ふぅ…ちょっと疲れたな…でも勉強になるぞ」ドサッ 京太郎 「……良い匂いだな」スンスン 京太郎 「…」スンスン 京太郎 「落ち着くなぁ…この抱き枕、すこやんが…」ギュッ 京太郎 「…ッ…な、何考えてるんだ俺は!」 京太郎 「…う、…抗えない……」ギュッ カチャッ 健夜 「京ちゃん、お夜食持ってきたよ?」 京太郎 「すこやん…良い匂い…」ギュッ 健夜 「//////」 健夜 「お、女性をからかったら駄目だよ?」 京太郎 「す、すこやん!…あ、いやこれはちが…」 健夜 「見てたんだよ?何が違うの?」 京太郎 「…ベッドに寝てたら良い匂いがして…それで…」 健夜 「アラサーなんだよ?…あんまり期待しちゃう事言わないで…」 京太郎 「…ッ…俺はすこやんが好きなんです!…年上だって俺は…」 健夜 「…今はそう言ってくれるけど、京ちゃんが20半ばの時は私…もう40なんだよ?若く見られるのは今だけなんだから」 京太郎 「関係ありません…俺、すこやんが手に入るなら他に何も…」ドサッ 健夜「…や、…だめだよ…」 京太郎 「もう止まりません…最初に、ごめんなさいと謝っておきますんで…」 健夜 「やっ…やぁ…///」 京太郎 「この前はあんなに責めてたのに…お酒飲まないと全然違うんですね?」ムニュッ 健夜 「―――――ッ///」 健夜 (凄く気持ちい…私、流されやすいな…)ビクッ 京太郎 「すこやんの下着…こんなにびしょびしょ…ほら」クチュクチュ 健夜 「言わないでよ…///」 京太郎 「こんなに広がって滴るんだったらシーツ汚れちゃいますね?」 健夜 「やっ…京ちゃん…お願い…」 京太郎 「…何も聞こえませんよ?…俺も我慢出来ないですし…すこやんが悪いんですからね…」ゴソゴソ 健夜 「…ッ…前より…おっきく見える…」 京太郎 「それは、すこやんが可愛いからですよ…」 健夜 「…ッ…駄目、ちゃんと付けなきゃ…」 京太郎 「」ゴクッ 京太郎 「最初に言いましたよね?…ごめんなさいって…」ズプゥ! 健夜 「んっ………あっ…!」 健夜 ( 計 画 通 り )ニッ 京太郎 「…ッ…な、なんだか前より…凄くて…!」ギシッギシッ 健夜 「だ、駄目…ちゃんと付けなきゃ…」 京太郎 「今更…抜けないです…ちゃんと抜いて出しますから…ふっ…!」ギシッギシッ 健夜 「…んっ…や…あ…あぁ…っ!」 健夜 (そろそろかな…京ちゃん…)キュゥゥゥッ 京太郎 「急にキツく…ッ…うっ…だ、駄目だ…」 健夜 「…あっ…だ、駄目…京ちゃん!」ガシッ 京太郎 「そうやって絡み着かれたら…抜けなッ…い、イクッ!」ビュルルルルルルルル ― ―― ――― 健夜 「…酷いよ京ちゃん、三回も中に出すなんて…」グスッグスッ 京太郎 「…すいません…本当に…」 京太郎 「…今日は帰ります、…本当にすいませんでした」ソソクサッ 健夜「……ふふふ」 数週間後の麻雀部部室 和 「リーチです」スチャッ 京太郎 「和、それロンだ11600」 優希 「リーチだじぇ!」スチャッ 和 「ロn 京太郎 「悪い和、アタマハネで7700」 京太郎 「カン!嶺上開花、1600・3200」 咲 (京ちゃんにまで私の嶺上開花が…)グスッ まこ 「本当に強くなったのう」 久 「そうねプロに感謝しなきゃ」 京太郎 (すこやんの名前を言えないぐらいのトラウマなのかぁ…) ピピッピピッ! 京太郎 「あ、すこやんから電話だ」 久・ま・咲・和・優 「!」 京太郎 「すいません、ちょっと出てきます」バタン 京太郎 「もしもし?」 健夜 「あ、京ちゃん?…私。」 健夜 「あれから電話もくれないんだもん…どうして?」 京太郎 「いや、申し訳なくて…話辛かったんです…本当すいません」 健夜 「でもこうして出てくれて良かった…話があるの」 京太郎 「…なんでしょうか?」 健夜 「…来ないの」 京太郎 「え?」 健夜 「アレ、来ないの…解る?」 京太郎 「え?…えぇ?」 健夜 「責任取ってくれなきゃ私、許さないからね?パパ♪」 京太郎 「」 おしまいです
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6984.html
【テコンダー咲2】 許すな白糸台の京太郎誘拐!!卑劣雀士・虎姫を撃て! 白糸台部員「ヒャッハー!愚かな長野の田舎者を皆殺しよー!」 咲「卑劣なる白糸台!京ちゃんを返せー!」 和「待って下さい咲さん!白糸台は卑怯な事に援軍を連れてきています!このままでは多勢に無勢でなぶり殺しに・・・」 ???「私達も京太郎奪還に力を貸すよ!」 咲「えっ!?」 ネリー「京太郎を愛し隊!臨海支部!」 メガン「サンジョウー!」 白糸台部員A「きょ、京太郎を愛し隊…だと!?」 白糸台部員B「臨海の癖に生意気だわ!」 臨海部員A「白糸台を東京から叩き出せ!くたばれ腰巾着共ー!」 ワァァァァ・・・! 白糸台部員A「京太郎君は私達、白糸台のものよ!清澄も臨海もまとめてぶっ潰してやるわー!」 ワァァァァ・・・・! 和「た、助かりました・・・ですがあなた達は一体・・・」 明華「話は後です、それよりも・・・」 ハオ「京太郎さんを早く助けましょう!」 智葉「姑息なる白糸台め・・・絶対に許さん!」 ワァァァ・・・ ワァァァ・・・ 白糸台部員A「くっ・・・・このままでは・・!」 ??「ふん、貧弱な愚か者共が随分と調子に乗ってくれたな・・・」スッ… 臨海部員C「なっ・・あれは!」 白糸台部員A「ぶ、部長!」 白糸台部員B「弘世部長!」 白糸台部員C「弘世菫部長バンザーイ!」 ワァァァァァァ!! 菫「フッ・・・」ファサッ 咲「あ・・・あの人が白糸台のボス・・・?」 智葉「ああ、そうだ。弘世菫・・・・わずか数年で白糸台を牛耳り、東京最大の須賀京太郎ファンクラブを作り上げた虎姫帝国のカリスマ。まさにクッコロモンスターだ。 奴さえ倒せば白糸台に残っているのはお菓子ジャンキーとお茶中毒者とこんにちわちわとその他1名だけだ」 菫「フフフ・・・・」 ネリー「お前を倒してキョータローを取り返す!くらえ!エイミーソード!」バッ! 白糸台部員B「部長ー!」 菫「なまくらがぁ!」バキッ! ネリー「な・・・!ネリーのエイミーソードがこんな簡単に・・・・!」 ガシッ! 智葉「ネリー!」 ネリー「は、離せー!この恥知らず女ー!」ジタバタ 菫「過去の亡霊風情が私達から京太郎を奪おうなどと・・・・私が引導を渡してやろう!」クワッ! ネリー「ひっ!?」 菫「ネリーは肝ネリに!FATALIZERは打ち切りに!」ドガッ! ネリー「びゃああああ!」 ハオ「ネ、ネリー!」 メガン「ロンオブモチ!ロンオブモチ!」ドガッドガッ 菫「ん~~~~?それで攻撃のつもりか~~~~?」ニヤァ メガン「ナ・・・・!?」 菫「ノーザンライトボムゥ!」ドガァッ! メガン「グワァァァァァ!」バタッ 智葉「そんな・・・!?一瞬で二人もやられるなんて・・・・?」 和「圧倒的ではありませんか・・・・咲さん!」 咲「・・・・せない」ギリリ 和「咲さん・・・?」 咲「卑劣なヒメッパリ共!お前ら絶対に許せない!」ゴゴゴゴ… 菫「ほう・・・」 咲「お前を倒して京ちゃんを救ってみせる!」 悪逆非道なる菫に咲のリンシャン魂燃える!京太郎を救う為、犠牲となった同胞の仇を取れ! 一方、その頃京太郎は。 京太郎「あわ・・・い・・・ジュースに何を入れた・・・」ガクガク 淡「ごめんねキョータロー・・・こうでもしないとキョータローは逃げるから・・・・ね?・・・しよ?」スルッ 京太郎「ううう・・・・!」 童貞喪失の危機を迎えていたのであった。 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8033.html
白糸台二年後- 淡「はあ…」 京太郎「どうしたんだ?溜め息なんてついて」 淡「いや、今年もうちの高校団体戦無理かなって思って…」 京太郎「そう思うならお前が出てやれよ…」 淡「やだよ!」 淡「キョータロー忘れたの?去年の白糸台の悲惨な結果を」 京太郎「いや覚えてるけどさ…普通に全国までは行ったじゃねえか」 淡「でもその全国の最初の試合で、タカミーの番になるまでにトばされてたじゃん」 淡「安心できるメンバーじゃないとダメだって」 淡「だから虎姫に新しい奴あれから入れてないし」 京太郎「ならお前が先鋒として出れば…」 淡「キョータロー、私は前にも言ったけど大将じゃないと嫌なの!」 淡「他の役割なんてまっぴらごめんだね」 京太郎「まったく…淡は変わんないないよあ」 淡「私は高校102年生なの!最強なの!」 淡「私より強い奴なんて…うーんテルーぐらいしかいないっしょ?」 京太郎(二年前は優勝はしたけど、稼いだ点数では照さんの妹さんに負けてるんだけどな) 京太郎「はは…照さんは今頃プロで頑張ってるだろうな」 淡「テルー…」 京太郎「お二方…本当にお世話になりました。たったの一年間ですけど俺にとっては とても有意義でしたよ」 照「きょーちゃん!!!!きょーちゃん!!!」ダキッ 菫「お、おい照!いつまでいるつもりだ!」 照「きょーちゃん!!嫌だ!一緒に卒業しようよ!」グスッ 京太郎「照さん…何もまったく会えなくなるわけじゃないんですから」 淡「でもテルーはプロに直行だから当分会えそうにないね」 照「!」 菫「おい淡…」 淡「まあキョータローの世話は私に任せて!頑張ってきなよテルー!」 京太郎「あのな…」 照「…」 菫「京太郎…淡の世話を頼んだぞ…」 京太郎「はい!」 淡「どういうこと!?スミレ先輩!」 照「じゃあ最後に一つだけ」 照「淡、私はプロになっても負けないから」 照(恋もね)バチッ 淡「テルー…」 淡「…」ニヤリ 淡「ふふっ…私ももっと強くなってテルーに勝ってみせるからね!」 淡「三年後楽しみにしててよ!」 淡(それまでにキョータローを淡ちゃんにメロメロにさせるから)バチバチッ 照「できるものなら…!」ゴゴゴ… 淡「ふふふ…楽しみだね…!」ゴゴゴ… 淡「…」 京太郎「淡どうした?ボーッとして」 淡「べつにー?なんでもないよ!うりゃっ!」ダキッ 京太郎「うおっ!?いきなり抱きつくなよ!」 淡「へへー///」ムニュ 京太郎(あ、当たってんだよ…!こいつどんどん成長してやがる…) 京太郎「淡…あのな…」 淡「キョータロー…」 京太郎「ん?」 淡「私さ、テルーたちが卒業しちゃったらどうしようかと思ってたんだ」 淡「正直麻雀に関してのやる気も失せちゃいそうだった」 京太郎「…」 淡「でもキョータローがいたおかげでさ、この二年間とっても楽しかったんだ!」 淡「ありがとう。キョータロー!」 京太郎「なんか恥ずかしいな…そういって貰えると嬉しいぜ…」 淡「虎姫のマネージャーは伊達じゃないね!」 京太郎「おい!一応俺は部員だ!」 淡「ふふ!キョータロー大好き!」 淡「あと一年切っちゃったけど、これからもよろしくねキョータロー?」 京太郎「ったく…」 京太郎「おう!こちらこそよろしくな淡!」 淡(テルー、もしかしたら来年プロで会う頃には私の横には) 淡(キョータローがいるかもしれないからね!覚悟してて!) カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8480.html
照「京ひゃん、京ひゃん」 京太郎「どうしたんです照さん、涙目になって?」 照「このチョコ、お酒入ってる」 京太郎「あー、ブランデーのやつ苦手でしたもんね」 菫「全く、子供舌だな。ほら、ティッシュにぺっとしろ」 照「それは勿体ない。だから」 ちょいちょいと照さんが京太郎を手招きし、首に両腕をかけて体重で身を傾げさせる そのまま唇を重ね合わせて、舌でわずかに溶けたチョコを押し上げ京太郎の口内に 残った後味を打ち消すように京太郎の舌に照自身の舌を絡めて、満足したようにちゅぽっと離す 照「うん、これでよし」 京太郎「あー、確かにブランデーきついっすねこれ」(もぐもぐ 菫「な、なななな、なな」 淡「テルーずっこい! 私も! 私もやるー!」 尭深「苦めのお茶を淹れようかな」 誠子「あ、私の分も頼む」 白糸台はバレンタインも平和である カン